SDGs – 身近な所から
SDGs(エス・ディ・ジーズ)
ニュースなどでよく耳にするので知っているつもりですが、説明するとなるとキーワードはいくつか出てくるもののあまり理解できていないことを痛感、意識して何かに取り組んでいるかというとそうではないのも事実です。
「持続可能な」とか「環境問題」「ジェンダー平等もSDGs?」、企業レベルでは取り組んでいるようだけれど個人では何をすればよいの? というのが今現在の正直な認識で、積極的に取り組んでいる方からすると意識の低さが不愉快なことかもしれず申し訳ありません。
遅ればせながらあらためて確認してみます。
2015年に国連加盟国193か国が採択したもので、2030年までに達成するための目標です。
17の目標があります。17の分類と言ってもよいかもしれません。
- 貧困をなくそう
- 飢餓を0にしよう
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をすべてのひとに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任 つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさをまもろう
- 陸の豊かさもまもろう
- 平和と公正をすべてのひとに
- パートナーシップで目標を達成しよう
これらの目標を見ると、自分をとりまくあらゆることが何かしらこの17の目標と関係があるように思えます。
実はこの「SDGs」が最近頭に浮かんだのには理由があり、両親の生前整理というか実家の片付けの手伝いをしたことにあります。
「親の荷物の片付けたいへんやったあ」ということを折に触れ聞くことがあったのですが、どことなく他人事で聞き流しがちでした。
それを今回経験したわけで、まあこれが半端ではなかったです。
一言で言うと「物が多い、使っていないものが多い」のですが、幸か不幸か置き場所がたくさんある家なので捨てずに何でも置いており、一般家庭の数倍は「不要な物」があったと自負しています(笑)
そして大量のゴミを出すことになったわけですが、多くの気づきや助けもありました。
まず「プラスチックごみ」の気づき。
例えば置物や贈答品などをホコリよけにポリ袋に入れてありましたが、何年(10年以上かも)もそのままだとポリ袋を持った途端に破れてポリ袋が粉々になってしまいました。
ポリ袋って劣化するとこんなことになるんだとあらためて気づくのですが、そういえば「プラスチックごみ」を海洋生物や動物たちが誤飲して命を落としている話もよくニュースで聞くわけで、こんなに粉々になると小さい生物も簡単に誤飲してしまうことが容易に想像できます。
レジ袋を減らすという意味の再確認につながったように思います。
今回はとりあえずホコリよけに新聞紙をかけてみました。
そして私が大量にゴミを出したり片付けていると近所でも目につくわけで、これが幸いして「それ使うわ、ちょうだい」みたいな輪が広がり、いろいろな物をご近所さんが引き取ってくれることになりました。
植木鉢、粗品のタオル、座布団、スチール棚、衣装ケース、お酒のケース、食器や調理用具、花瓶、その他日用雑貨など。
粗品のタオルですが、雑巾に縫って地域のイベント等に出品すると売れるそうなんです。お子さんが小学校に持っていく雑巾として買って行く方も多いとのこと。
こちらが不要なものでも、他の人からするとちょうど欲しかったものでお互い助かる。捨てるとゴミになるけれどリサイクルすると他の人に使ってもらえる、当然と言えば当然なことですが目からうろこのような話に只々納得です。
自治体でも衣類や小型家電などをリサイクルとして回収するところも増えてきています。
また身近なところで気をつけることはというと、各自治体や地域のゴミ出しのルール。
環境問題につながります。まあこれはきちんとやっていると思うのですが、ちょうど年度代わりで配布された自治体の冊子をあらためて読み直してみると、けっこう勘違いややっていないことがあるんですよね。反省です。
今回は人とのつながりで(地域のお世話係りをしている叔母の助けによるところが大きいのですが)、多くの物を引き取ってもらいながらの片付けができました。
強いて言えば、SDGsの12番目の「つくる責任 つかう責任」に該当するでしょうか。
「つかう責任」必要なものを買い、使えるのに不要になった物はリサイクル、捨てるものはゴミ出しルールを意識して。
何よりもすっきり片付いていると安全ですし、不要なものがないと必要なものが取り出しやすくなります。
とはいえ大量の片付けで捨ててしまったものも多くあります。ごめんなさい。
TAN