WordPress プラグインなしでPDFの埋め込み

今回はホームページ作成のCMSツールWordPress5.8をご利用のユーザー様向けの解説です。
2021年7月末に、WordPress5.8がリリースされました。
通常はすぐにメジャーアップデートすることはないのですが、今回は諸々の事由により5.8.1にアップデート。
けっこう変更箇所があり、戸惑ったり喜んだりの5.8xです。

ウィジェットがブロック形式に

まずびっくりしたのがウィジェット。
ブロック形式になっています。
慣れ親しんだウィジェットはどこへやら。
ひとまず問題なく出力はされており、編集者のユーザー様には関係のないエリアなので説明は割愛。

 

メディアライブラリ

画像がサムネイル形式にずらっと並んでいますが
「えっ、これだけしかない!」
今まではスクロールバーで一気に閲覧できていたものが、40件表示され[さらに読み込む]ボタンをクリックで残りのメディアが表示されるようになっています。
便利なのかどうなのか?

 

PDFが埋め込みに!

PDFを表示する場合は、通常はPDFにリンクをつけることになります。
または[ダウンロード]ボタンでPDFをダウンロードさせることもできます。
また画面の中に埋め込んで直接PDFを掲載したい場合は、今まではプラグインの利用で可能でした。
プラグインは便利な反面、不都合なことが起こることがあるのため必須のもの以外は極力使用したくない派です。

そのPDFがWordPress5.8では標準で埋め込みができるようになりました。
下記に実際にPDFを埋め込んでみました。

[ファイル]ブロックで、メディアライブラリから目的のPDFを選択するだけ一発完了です。
詳しくは、実際に埋め込んだ「PDFの埋め込み」の資料をご覧ください。
設定画面の右のエリアからは、[新しいタブで開く][ダウンロードボタンを表示]、埋め込みの高さも指定できます。

なお「注:ほとんどのスマートフォンやタブレットのブラウザは埋め込みPDFを表示しません。」とあります。
iPhone12では表示はされていますが、縦横比があっていないようです。このあたりは、まだ完全ではないようです。(2021.9末現在)

Edgeでは画面右上[…]-[設定]-[Cookieとサイトのアクセス許可](左のメニューから)-[PDF ドキュメント](下の方)-[常にPDFファイルをダウンロード]がオンになっていると埋め込みにならないようです。(追記、2022年4月)